運動後の柔軟体操とストレッチ
運動をしっかりやると適度に汗ばみます。また適度な疲労感も感じて心地良いものです。でも運動が終わった後にそのままシャワーを浴びてしまうのは正しいやり方ではありません。

運動後にも柔軟体操やストレッチをするのが大事です。その理由はやり方について解説します。

目次

運動後にストレッチが必要なのは何故?

多くの人は何かのスポーツや運動をする前に準備運動をすると思います。いわゆるウォーミングアップという準備段階ですが、実は運動後のストレッチはクールダウンと呼ばれるもので、これもウォーミングアップのように重要な意味を持つ運動です。

ウォーミングアップと比べると重要性がいまひとつ認識されていないのが現実ですが、クールダウンすると疲労を緩和したり、後で身体に支障が出るのを防ぐことができます。例えば有酸素運動をして酸素をしっかり取り込むと血行が改善し、疲労の元となる乳酸の分解をするのに役立ちます

また筋肉もほぐれます。ストレッチも同様に血行促進になります。クールダウンするかしないかで後々の疲労度に影響が出るので忘れないようにしましょう。

クールダウンの仕方:下半身

クールダウンのために多くの時間をあてる必要はありません。運動後にだいたい10分くらいやればOKです。ただ負荷の激しい運動でなければもっと短く数分でもOKです。やり方を具体的に見てみましょう。

ストレッチの方法を紹介すると、アキレス腱や太ももの両側、腕の筋肉をしっかり伸ばしてあげます。アキレス腱は片足を前に大きく出して、もう片方の足は後ろに出します。その状態で身体を前傾して伸ばします。

太ももは片足の膝を後ろにまげてつま先を手でつかみ後ろに持ち上げるイメージです。これで太ももの前部を伸ばします。後部の場合は椅子等の上に片足を乗せて膝を立て上半身を太ももに向けて倒して伸ばします。

クールダウンの仕方:上半身

上半身の腕回りの筋肉の伸ばし方もご紹介します。左腕を例にすると、まず左腕を右横に伸ばします。伸ばした腕をがっしり固定するように右腕と右胸でロックします。そのまま左腕を伸ばして三角筋をストレッチします。

逆も同じように行います。また左腕を後ろ側に背中をかくように持っていきます。この時左肘が頭の横に来ていますが、その肘を右手でつかんで伸ばします。こうすると上腕三頭筋がストレッチできます。

まとめ

クールダウンをすることで運動後の疲労を緩和してあげられます。ウォーミングアップ同様、クールダウンにも時間を割いてあげましょう。できれば10分、簡単な運動後であれば5分程度をイメージに行うと良いでしょう。